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『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』(こうきょうくみきょく うちゅうせんかんヤマト)は、『宇宙戦艦ヤマト』のBGMをオーケストラ向けに再編曲・再編成したインストゥルメンタル・アルバム。1977年12月25日にLPレコードとして、日本コロムビアより発売された。型番はCQ-7001。『Symphonic Suite Yamato』〔LP・CDジャケットの表記より。〕とも。 その後、1985年6月21日にCD(C35-7529)、1995年1月1日にCD(COCC-12227)の形で復刻され、『生誕30周年記念 ETERNAL EDITION PREMIUM 宇宙戦艦ヤマト CD-BOX』(COCX-33021-30)にも収録された。また、2012年7月18日には、『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズの1枚としてBlu-spec仕様のCD(COCX-37382)で再復刻された。 == 解説 == ''宇宙戦艦ヤマト#劇場版および宇宙戦艦ヤマトシリーズ#レコード・CDも参照。'' テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』(1974年-1975年放送)を再編集した劇場用アニメ作品が1977年夏に公開され、ヤマト・ブームだけでなく、空前のアニメブームの引き金となった。また、劇場版公開前に発売されたドラマ編LP(型番:CS-7033)も大ヒットとなった〔ドラマ編LPには、レコード用フルサイズのオープニングテーマとエンディングテーマも収録されていた。このヒットの影響で、1974年に初出だった主題歌「宇宙戦艦ヤマト」が『青春歌年鑑 BEST 30 '77』に収録されている。〕。 1977年秋には、テレビ版のエンディングテーマの名を冠したLP『ささきいさお 真赤なスカーフ/アニメロマンの世界』や、劇場版の英語版音声トラックを編集したLP『SPACE CRUISER YAMATO』(CZ-7004)も発売された。 そして、1977年12月25日に発売されたのが本盤である。これは当時としては珍しい「テレビまんが」作品の音楽集であり〔一部の劇場映画や刑事ドラマ(『太陽にほえろ!』など)のBGM集は発売されていたが、テレビまんが(アニメ・特撮番組の当時の総称)のインストゥルメンタル音楽集は『交響詩 ジャングル大帝』ぐらいしか先例がなく、しかもそちらは曲間に解説が入っていた。〕〔、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ〔厳密には、当時はまだシリーズ化していなかった。〕における最初の音楽集であった。 本盤の内容は、宮川泰作曲・編曲によるテレビ版のBGMを宮川自身が再編曲し、一部、新しいフレーズを挿入するなどして、新たにフル・オーケストラ編成でステレオ録音したものである。テレビ版でスキャット〔厳密にはヴォカリーズだが、クレジット上は「スキャット」となっている。〕を担当していた川島かず子(川島和子)も新録音で参加した。 本盤はBGM集として企画されたものではなかったが、発売直前の1977年12月1日深夜過ぎ(厳密には12月2日の午前1時から5時まで)にニッポン放送で生放送された『オールナイトニッポンスペシャル 宇宙戦艦ヤマト』〔1977年8月にNHK-FMで放送された連続ラジオドラマ『ステレオ劇画 宇宙戦艦ヤマト』とは異なる番組。〕のBGMとして採用された。 シンフォニック・オーケストラ・ヤマトは、本盤のために特別編成されたオーケストラだが、翌年公開の劇場用新作『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』以降、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』の正規BGMを演奏するようになった。 本盤に収録された「明日への希望 〜夢・ロマン・冒険心〜」は、『宇宙戦艦ヤマト2199』において「地球の緑の丘(旅立ち~帰還、そして明日への希望)」を作曲する際の参考楽曲にもされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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